彼らの「和装の会」というライブの内容をご紹介。想定外の構成に妙に感心してしまい、今回の長文です。

すゑひろがりずといえば狂言を芸風に取り入れ、現代的テーマを漫才として演じるコンビで、2019年のM-1決勝進出を機に活躍の場が広がっている。色物は長続きしないのが常ですが、彼らはそのバリエーションの工夫からかM-1から4年にもなるが、活躍の勢は衰えない。

※余談M-1直後の1月ころ、カフェでお茶をしているお2人に遭遇。記念撮影をお願いしたら、快く、しかも自分のほうが腕が長いからと南条さん自ら、私のスマホを手に取り私達3人のセルフショットを取ってくださるという!それ以来彼らへの思い入れが強くなったのは当然のこと。

その彼らのライブのタイトルが「和装の会」タイトルだけかと思ってLIVEに赴いたところ(実際は最近妙に好きな「さや香」でチケット検索したらゲストのさや香でヒットした)ちゃんと和をコンセプトにしていた。以下、和装の会の構成です。

1.ゲスト芸人を毎回迎え、ステージ上ですゑひろがりずの2人がゲスト芸人に袴まで着付けを行う、生着替えショーでスタート。  (手伝いたくなる衝動を抑えるのが大変でした、こんなファンがギンギンに観てるとは知らないでしょう)

2.戦国時代にタイムスリップして架空の昔テレビの番宣ビデオ制作

3.歌舞伎の所作に限定したジェスチャークイズ  

4.すゑひろがりずの漫才

5. ゲスト芸人が狂言の言葉で自分たちの漫才を披露6.撮影タイム3のジェスチャークイズ。歌舞伎の動きは皆ほぼイメージでやっているのに、なぜか当たる。面白くて笑うし、芸人さんの力量を見せつけられて感動しました。

5のゲスト芸人による狂言言葉による漫才毎度ゲスト芸人がちゃんと出来るのかは不明。今回のさや香は昨年のM-1で大絶賛された1本目のネタを狂言の言葉でトライ。おそらくさや香はほぼ知識ないままイメージでやっていて完成度は抜群に低いが、本人たちが苦しんでる様子も笑いを増幅させる、無理やりひねり出した言葉で聞く名作漫才はまた別の味がします。かなり楽しめる。貴重なものを見た!

前回のゲストの男性ブランコはコント師であり、大学の時に演劇をやっていた2人なこともあり、さや香よりは出来が良いに違いないが、その中でどんなコントを披露したのかかなり気になる。(行きたかった、、、大後悔、、、評判良すぎて、配信が延長されました、が、その配信はもう終わっています)次回のゲストの金属バット、彼らの芸風で狂言漫才が出来るかはかなりの見もの。

しかも冒頭に彼ら説明がありましたが、このLIVEはなんと和装を広めるためにやっているとのこと。実際に和装でいらしてる方がいたかというと、ほぼおらず。私と私からの情報でチケット取った友人2名の合計3名、あと1人ぐらいはいた気がします。大好きなお2人と、さや香を見ながら沢山笑った満足とともに、和装を広めようとしている彼らの思いは、ファンには届いていないことを知る。でも、お笑いファンは若すぎるのです。彼女たちがもう少し熟したら、すゑひろがりずの活動も実を結ぶでしょう。さや香目当てで言った割に、さらに好きになった、すゑひろがりず。

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